2025/07/14 11:49
最近よく使っている木軸ペン、2本をご紹介します
こんにちは。Wood Time Factoryです。
今回は、私自身が最近よく使っているお気に入りの木軸ペンを2本ご紹介したいと思います。
ひとつは「黒柿(くろがき)のボールペン」、もうひとつは「ケヤキのシャーペン」です。
黒柿のボールペン
黒柿は、国産材の中でも特に希少とされる銘木で、墨を流したような黒と茶の縞模様が特徴です。
長い年月をかけて生まれるその模様は、同じものがふたつとない唯一無二の表情を見せてくれます。
すべすべとした滑らかな手触りも心地よく、マットブラックの金具との組み合わせが手元に品よく馴染みます。
木軸ペンとしては比較的軽量で、長時間の筆記でも疲れにくいため、日々のメモや書類チェックにも自然と手が伸びる一本です。
現在はリフィルを、uniのジェットストリーム SXR-600-05に入れ替えて使用しています。初期リフィルもなめらかで書きやすいのですが、低摩擦インクのジェットストリームに変えることで、よりスムーズな筆記が可能になり、さっとメモしたいときにもストレスなく書けています。
使い込むほどに色が深まり、艶が増していくのも黒柿ならではの楽しみです。
ケヤキのシャープペンシル
もう一本は、日本の風土に根ざした広葉樹「ケヤキ」のシャープペンシルです。
古くから建築や家具材として親しまれてきた素材で、力強さとやさしさを兼ね備えた存在感があります。
見た目の軽やかさと、書くときのサラサラとした感触が気に入っており、日々のアイデアスケッチやシステム手帳への書き込みに欠かせません。
芯はuniの2Bを使用しています。濃くなめらかな書き心地で、思考をそのまま紙に乗せる感覚が心地よく、朝の書き出しにもぴったりの一本です。
日々の使用から生まれる気づき
こうして自分でも日常的に使ってみることで、握りごこちや書き味をじっくり確かめながら、木軸ペンの改良点や新たな発見を探る日々を送っています。
「こうしたほうがもっと使いやすくなるかも」と気づく瞬間は、本当にうれしいものです。
また、お客様からいただくレビューやお便りにも、新しい使い方や着眼点がたくさんあり、いつもありがたく参考にさせていただいています。
木軸ペン工房として、これからも「木のペンならではの魅力」や「使ってわかる心地よさ」を発信していけたらと思っています。
どちらのペンも、それぞれの木が持つ個性を日々感じられる、大切な相棒のような存在です。
オンラインショップにも同じ木材を使用したペンを掲載しておりますので、気になる方はぜひご覧ください。
ちなみに次回は、私がメモ用として愛用している「M5手帳」の相棒となっている、コンパクトな木軸ペンをご紹介する予定です。
手のひらサイズでもしっかり使える、お気に入りの一本です。どうぞお楽しみに。